離散的手法による場と時空のダイナミクス 2023

概要

時空を離散的に扱う方法は、格子ゲージ理論をはじめとして、量子重力を含む素粒子理論の研究において、重要な役割を果たしてきました。離散的手法は、様々な非摂動計算を数値的に可能にするものであり、今後、標準模型を超える物理やプランクスケールの物理を探求する上でも必要不可欠な手法と考えられます。また超弦理論の非摂動的定式化やゲージ/重力対応に関する研究の進展に伴い、このような離散的手法に基づく場と時空のダイナミクスの研究は、物性理論や量子情報分野との新たな関わりが見出だされるとともに、その重要性を一段と増しています。本研究会ではこのような密接に関連するテーマに取り組む研究者を一堂に集めて、相互の理解を深め、アイディアを交換することにより、今後の発展につなげることを目指します。 具体的なテーマとしては、格子ゲージ理論、ラージNゲージ理論、格子上の超対称性、非可換時空上の場の理論、ゲージ/重力対応、量子重力、超弦理論の非摂動的定式化としての行列模型、格子重力、テンソル模型などについて議論したいと思います。 なお本研究会は、 2010年の京大基研、 2012年の理研、 2013年のKEK 2014年の慶應大、 2015年の岡山光量子研、 2016年の静岡大、 2017年のAPCTP、 2018年の東北大 2019年の島根大、 2021年の京都大2022年の東京理科大 に続き、第12回目となります。

日程2023年9月11日(月)-14日(木)
場所筑波大学 筑波キャンパス 総合研究棟D 1階 公開講義室
(*** 場所が第一エリアから変更になりましたのでご注意ください ***)

講演者

講演は以下の方々にお引き受けいただいています。
(アルファベット順、敬称略、*は招待講演者)

*秋山進一郎 (筑波大)
浅野侑磨 (筑波大)
福間将文 (京都大)
*菅野颯人 (京都大)
*菅野聡 (筑波大)
河本昇 (北海道大)
*桑原 孝明 (静岡大)
*真鍋征秀 (大阪公大、阪大)
松浦壮 (慶應大)
*三浦光太郎 (KEK)
佐古彰史 (東京理科大)
笹倉直樹 (京都大)
*宗博人 (愛媛大)
*浮田尚哉 (筑波大)
綿引芳之 (東京工業大)
*渡辺展正 (京都大)
*Worapat Piensuk (総研大)
*山森直幸 (総研大)

プログラム

プログラム PDF

会場


筑波大学 筑波キャンパスへのアクセス:
筑波キャンパスへの交通アクセス・路線図 をご覧ください。

総合研究棟Dへのアクセス:
最寄りのバス停は「平砂学生宿舎前」、「筑波大学西」または「天久保池」から4分程度です。
「つくばセンター」(TXつくば駅) バスターミナルからだと「6番のりば」から出るバスが便利です。
6番のりばからは筑波大学循環右回りと左回りの2系統あり、
右回りならば「平砂学生宿舎前」または「筑波大学西」で降り、
左回りならば「天久保池」で降りてください。
臨時で出ている系統「筑波大学中央」行きもあり、「平砂学生宿舎前」と「筑波大学西」に停車します。

参加登録

登録はこちら

締切: 9月8日(金)


世話人:浅川嗣彦 (前橋工科大)、藤博之 (大阪工業大)、福間将文 (京都大)、伊敷吾郎 (筑波大)、加堂大輔 (同志社大)、金森逸作 (理研R-CCS)、河本昇 (北海道大)、松浦壮 (慶應大)、西村淳 (KEK、総研大)、佐古彰史 (東京理科大)、笹倉直樹 (京都大)、佐藤勇貴 (徳山高専)、杉野文彦 (IBS, Daejeon)、鈴木博 (九州大)、土屋麻人 (静岡大)、綿引芳之 (東京工業大)、綿村哲 (東北大)、浅野侑磨 (筑波大)

問い合わせ先: 浅野侑磨 asano_at_het.ph.tsukuba.ac.jp