助教授 金谷 和至、 吉江 友照、 青木 慎也
講師 沢田 哲雄、 小林 庸浩
助手 伊藤 克司、 石塚 成人、 青木 保道、 野口 雅之
COE研究員 江尻 信司、長井 敬一
学振研究員 出淵 卓、谷口 裕介、G. Boyd、R. Burkhalter、H. Shanahan
大学院生 11名
格子ゲージ理論では、平成8年9月に完成した超並列計算機CP-PACSを用いた格子 QCD の大型数値シミュレーションに大きな努力が払われた。平成8年度以来行なわれてきた クェンチ近似でのハドロン質量精密計算がほぼ終了し、 D. Weingerten 等による従来の最善の結果(1992年)を凌駕する結果を得た。 それによれば、5--10\%という 小ささではあるが、実験値とクェンチ近似での値には明確な差異が存在する。 この結果は、今年度格子上の場の理論国際会議において発表され、1980年に最初の ハドロンのクェンチ近似計算が行なわれて以来の格子QCDの懸案にほぼ最終的な答え を与えたものとして、注目を集めた。年度後半には、次のステップとして、 動的クォークの効果を取り入れたfull QCDの本格計算を開始した。これは、 大きな格子間隔でも連続極限に近い結果が得られるよう改善された格子作用を 用い、格子間隔1/a〜 1-2GeV にわたる系統的な大規模シミュレーションを 行なうものである。
以上の研究は、CP-PACSを有する計算物理学研究センターを中心に、学術振興会 研究員として滞在する外国研究者も参加して、国際色豊かに行なわれた。
高エネルギー物理学研究所のベクトル型並列計算機 VPP500/80を用いた格子QCDの共同研究も引続き追求された。特に、 平成7年度以来行なわれて来た、クェンチ近似でのK中間子のBパラメータの Kogut-Susskind型及びWilson型クォーク作用による決定、同じくclover型クォーク 作用によるB中間子崩壊定数の決定など、CP非保存現象の理解に重要となる ハドロン弱相互作用行列要素の研究について、最終結果をまとめた。
以上の大規模な活動と並び、格子上のカイラルフェルミオンの定式化と その応用、電弱相互作用における高温相転移、さらには量子重力の 格子模型の研究など、 格子ゲージ理論全般にわたる様々のテーマが調べられた。
超対称場の理論および弦理論の分野では、著しく進展している超弦双対性の物理を 念頭において研究を進めた。現在、この分野では11次元M理論や12次元F理論の 枠組みで、超対称ゲージ理論の非摂動的真空構造を明らかにすべく研究が展開し ている。その結果、N=2超対称理論のSeiberg-Witten解がM理論により再構成され、 また、例外型グローバル対称性をもつ非自明固定点の存在も明らかにされつつある。 このような動向を反映して、N=1超対称性を用いたN=2理論の解析の例外型ゲージ 群の場合への拡張、特異点理論に基づくSeiberg-Witten解の微視的基礎付け、 Seiberg-Witten解の位相的場の理論としての様相、M理論のbrane配位と 超対称ゲージ理論のヒッグス相の関係などについて活発に研究が進められ、格段の 進展が得られた。
以上の二分野に加え、量子力学基礎論の研究も引続き追求されている。
また、格子QCDのクエンチ近似において、 軽いクォークからなるハドロンの質量、崩壊定数、クォーク質量などを、 格子クォークとして ウイルソン・クォーク、スタガード・クォーク、及びクローバー・クォーク を用いて計算した。これらの物理量の連続極限の外挿値を評価し、 それぞれの格子クォークによる結果を比較した(論文6,14)。
これら、格子QCDにおけるハドロン質量、崩壊係数、クォーク質量等の 計算の現状を系統的にまとめ、総合報告した(論文31)。
SU(3)ゲージ理論における重いクォークの閉じ込めポテンシャルを、 繰り込み群の方法による改良された作用を用て計算し、 ポテンシャルの回転対称性やスケーリングが高い精度で実現している事を示た。 またこれを用いてストリング・テンションと相転移温度を計算した(論文24,27)。
さらに、フルQCD計算における格子作用の改良の効果を調べ、 1) クォーク作用の改良で、質量の値における有限格子間隔の系統御差 を劇的に小さくできること、2) グルオン作用の改良で、クォーク・ 反クォーク間ポテンシャルの回転対称性が著しく改善されること、 を示した (論文4,5)。
改良された作用を用いてハドロンの物理量を計算するためには、いくつかの 繰り込み因子を新たに計算することが要求される。 上記の研究から有望と考えられる、 RG improved gluon actionおよびclover actionを用いた系において、 bilinear quark operatorのone loop levelの繰り込み因子を摂動論で 計算した(論文42)。
また、ウイルソンクォークと改良された格子ゲージ作用を使って、 フレーバー数2の格子QCDにおける有限温度相転移を研究した。 作用の改良の効果を確認し、カイラルオーダーパラメータが $O(4)$の臨界指数を持ったスケーリングを満たしていることを示した (論文26,29,30)。
さらに、スタガード・クォークを用いた数値計算で フレーバー数が2の場合の有限温度QCD相転移の性質を調べ、 臨界指数と相転移次数を研究した(論文13, 19, 20, 47)。
格子QCDの数値シミュレーションによって QCDの熱力学的緒量を計算するときには、 ゲージ場の結合定数を非等方な格子間隔で微分した量 (非等方係数 )が必要になる。 この研究ではその非等方係数の非摂動的な計算方法を提案し、 $SU(2)$および$SU(3)$ゲージ理論でそれを決定した。 $SU(3)$の場合、摂動計算からの非等方係数を用いると、 相転移点において、圧力が不連続になるという問題が知られていたが、 われわれの求めた非等方係数を用いると圧力の不連続性の問題が 回避されることを示した。
こうした格子QCDにおける有限温度計算の手法と現状をまとめ、総合報告した (論文34)。
ウィルソン・フェルミオンによる格子QCDのテストモデルとして、 ウィルソン$\cdot$フェルミオン を用いた2次元格子上のGross-Neveuモデルを解析的に扱い、その相構造を調べる とともに、そこから有限温度・有限密度のもとで連続理論がどのように構成される かを調べた(論文44)。
ドメインウォール形式による格子フェルミオンの 定式化ではtree levelで零質量フェルミオンが存在する。 このfermion zero modeの量子補正に対する安定性は、 これまで直感的にしか 議論されなかった。われわれはその安定性を具体的なone loop計算によって 示した (論文40,41)。
格子カイラルゲージ フェルミオンの有力な定式化と目される オーバラップ形式において、有限の格子間隔では あらわに破れている ゲージ対称性が連続極限で復活することについて、新たな 基準を設定し その基準が正当なものであるかどうかを数値的に議論した。
量子力学で計算される量を実験と比較するためには、量子状態間の干渉を消すために 何らかの非干渉性を導く機構が必要である。この非干渉性導出の機構を、熱平衡系に 関して詳しく調べ、かつ、一般的に超準空間上の量子力学に現れる状態の同値性から 導けることを示した。また、超準空間上の格子空間の性質に関して調べた。
2. CP-PACS Collaboration: S. Aoki, G. Boyd, R. Burkhalter, S.Hashimoto, \e N. Ishizuka, Y. Iwasaki, K. Kanaya, Y. Kuramashi, M. Okawa, A. Ukawa and T.Yoshi\'e, CP-PACS results for quenched QCD spectrum with the Wilson action, Nucl. Phys. B (Proc. Suppl.) 60A (1998) 14-25
3. CP-PACS Collaboration: S. Aoki, G. Boyd, R. Burkhalter, S.Hashimoto, \e N. Ishizuka, Y. Iwasaki, K. Kanaya, Y. Kuramashi, M. Okawa, A. Ukawa and T.Yoshi\'e, CP-PACS Result for the Quenched Light Hadron Spectrum, Nucl. Phys. B (Proc. Suppl.) 63A-C (1998) 161-163
4. CP-PACS Collaboration: S. Aoki, G. Boyd, R. Burkhalter, S.Hashimoto, \e N. Ishizuka, Y. Iwasaki, K. Kanaya, T. Kaneko, Y. Kuramashi, M. Okawa, A. Ukawa and T.Yoshi\'e, Full QCD simulation on CP-PACS, Nucl. Phys. B (Proc. Suppl.) 60A (1998) 335-340
5. CP-PACS Collaboration: S. Aoki, G. Boyd, R. Burkhalter, S.Hashimoto, \e N. Ishizuka, Y. Iwasaki, K. Kanaya, T. Kaneko, Y. Kuramashi, M. Okawa, A. Ukawa and T.Yoshi\'e, Hadron spectroscopy and static quark potential in full QCD: A comparison of improved actions on the CP-PACS, Nucl. Phys. B (Proc. Suppl.) 63A-C (1998) 221-226
6. JLQCD Collaboration: S. Aoki, M. Fukugita, S. Hashimoto, N. Ishizuka, Y. Iwasaki, K. Kanaya, Y. Kuramashi, H. Mino, M. Okawa, A. Ukawa, and T. Yoshi\'e, Topics in light hadron mass spectrum in quenched QCD, Nucl. Phys. B (Proc. Suppl.) 53 (1997) 209-211
7. JLQCD Collaboration: S. Aoki, M. Fukugita, S. Hashimoto, N. Ishizuka, Y. Iwasaki, K. Kanaya, Y. Kuramashi, H. Mino, M. Okawa, A. Ukawa, and T. Yoshi\'e, Toward the continuum limit of $B_K$ with the quenched Kogut-Susskind quark action, Nucl. Phys. B (Proc. Suppl.) 53 (1997) 341-344
8. JLQCD Collaboration: S. Aoki, M. Fukugita, S. Hashimoto, N. Ishizuka, Y. Iwasaki, K. Kanaya, Y. Kuramashi, H. Mino, M. Okawa, A. Ukawa, and T. Yoshi\'e, $B_K$ with the Wilson quark action: A non-perturbative resolution of operator mixing using chiral Ward identities, Nucl. Phys. B (Proc. Suppl.) 53 (1997) 349-351
9. JLQCD Collaboration: S. Aoki, M. Fukugita, S. Hashimoto, N. Ishizuka, Y. Iwasaki, K. Kanaya, Y. Kuramashi, H. Mino, M. Okawa, A. Ukawa, and T. Yoshi\'e, Continuum limit of the heavy-light decay constant with the quenched Wilson quark action, Nucl. Phys. B (Proc. Suppl.) 53 (1997) 355-357
10. JLQCD Collaboration: S. Aoki, M. Fukugita, S. Hashimoto, N. Ishizuka, Y. Iwasaki, K. Kanaya, Y. Kuramashi, M. Okawa, A. Ukawa, and T. Yoshi\'e, The Kaon B-parameter with the Wilson Quark Action using Chiral Ward Identities, Nucl. Phys. B (Proc. Suppl.) 60A (1998) 67-76
11. JLQCD Collaboration: S. Aoki, M. Fukugita, S. Hashimoto, N. Ishizuka, Y. Iwasaki, K. Kanaya, Y. Kuramashi, M. Okawa, A. Ukawa, and T. Yoshi\'e, Lattice QCD calculation of the $K \rightarrow \pi^{+} \pi^{0}$ decay amplitude with the Wilson quark action, Nucl. Phys. B (Proc. Suppl.) 60A (1998) 89-98
12. JLQCD Collaboration: S. Aoki, M. Fukugita, S. Hashimoto, N. Ishizuka, Y. Iwasaki, K. Kanaya, Y. Kuramashi, M. Okawa, A. Ukawa, and T. Yoshi\'e, B meson decay constant and non-relativistic interpretation of Wilson and clover fermion actions for heavy quark, Nucl. Phys. B (Proc. Suppl.) 60A (1998) 114-123
13. JLQCD Collaboration: S. Aoki, M. Fukugita, S. Hashimoto, N. Ishizuka, Y. Iwasaki, K. Kanaya, Y. Kuramashi, H. Mino, M. Okawa, A. Ukawa, and T. Yoshi\'e, Scaling Analysis of Chiral Phase Transition for Two Flavors of Kogut-Susskind Quarks, Nucl. Phys. B (Proc. Suppl.) 60A (1998) 188-194
14. JLQCD Collaboration: S. Aoki, M. Fukugita, S. Hashimoto, N. Ishizuka, Y. Iwasaki, K. Kanaya, Y. Kuramashi, M. Okawa, A. Ukawa, and T. Yoshi\'e, The Light Quark Masses with the Wilson Quark Action using Chiral Ward Identities, Nucl. Phys. B (Proc. Suppl.) 63 (1998) 275-277
15. JLQCD Collaboration: S. Aoki, M. Fukugita, S. Hashimoto, N. Ishizuka, Y. Iwasaki, K. Kanaya, Y. Kuramashi, M. Okawa, A. Ukawa, and T. Yoshi\'e, Results for Quenched $B_K$ from JLQCD, Nucl. Phys. B (Proc. Suppl.) 63 (1998) 281-283
16. JLQCD Collaboration: S. Aoki, M. Fukugita, S. Hashimoto, N. Ishizuka, Y. Iwasaki, K. Kanaya, Y. Kuramashi, M. Okawa, A. Ukawa, and T. Yoshi\'e, $K^{+}\rightarrow \pi^{+}\pi^{0}$ Decay Amplitude in Quenched Lattice QCD, Nucl. Phys. B (Proc. Suppl.) 63 (1998) 284-286
17. JLQCD Collaboration: S. Aoki, M. Fukugita, S. Hashimoto, K-I. Ishikawa, N. Ishizuka, Y. Iwasaki, K. Kanaya, Y. Kuramashi, H. Matsufuru, M. Okawa, T. Onogi, S. Tominaga, A. Ukawa, N. Yamada, T. Yoshi\'e, Heavy quark mass dependence of semileptonic form factors for B decays, Nucl. Phys. B (Proc. Suppl.) 63 (1998) 380-382
18. JLQCD Collaboration: S. Aoki, M. Fukugita, S. Hashimoto, N. Ishizuka, Y. Iwasaki, K. Kanaya, Y. Kuramashi, M. Okawa, A. Ukawa, and T. Yoshi\'e, B meson decay constant with the Wilson and Clover heavy quark actions, Nucl. Phys. B (Proc. Suppl.) 63 (1998) 356-358
19. JLQCD Collaboration: S. Aoki, M. Fukugita, S. Hashimoto, N. Ishizuka, Y. Iwasaki, K. Kanaya, Y. Kuramashi, H. Mino, M. Okawa, A. Ukawa, and T. Yoshi\'e, Two-flavor chiral phase transition in lattice QCD with the Kogut-Susskind quark action, Nucl. Phys. B (Proc. Suppl.) 63 (1998) 403-405
20. JLQCD Collaboration: S. Aoki, M. Fukugita, S. Hashimoto, N. Ishizuka, Y. Iwasaki, K. Kanaya, Y. Kuramashi, H. Mino, M. Okawa, A. Ukawa, and T. Yoshi\'e, Scaling analysis of the two-flavor chiral phase transition with the Kogut-Susskind quark action in lattice QCD, Phys. Rev. D (1998) in press
21. JLQCD Collaboration: S. Aoki, M. Fukugita, S. Hashimoto, N. Ishizuka, Y. Iwasaki, K. Kanaya, Y. Kuramashi, M. Okawa, A. Ukawa, and T. Yoshi\'e, Kaon B parameter from quenched lattice QCD, Phys. Rev. Lett. (1998) in press
22. JLQCD Collaboration: S. Aoki, M. Fukugita, S. Hashimoto, N. Ishizuka, Y. Iwasaki, K. Kanaya, Y. Kuramashi, M. Okawa, A. Ukawa, and T. Yoshi\'e, B meson decay constant from quenched Lattice QCD, Phys. Rev. Lett. (1998) in press
23. K. Kanaya, Simulations of the finite temperature QCD phase transition on the lattice, Proc. International Symposium on {\it Origin of Matter and Evolution of Galaxies in the Universe} (eds. T. Kajino and S. Kubono, World Scientific, 1997) (1997) 343-353
24. Y. Iwasaki, K. Kanaya, T. Kaneko, and T. Yoshi\'e, Scaling of the critical temperature and quark potential with a renormalization group improved SU(3) gauge action, Nucl. Phys. B (Proc. Suppl.) 53 (1997) 429-431
25. Y. Iwasaki, K. Kanaya, S. Kaya, S. Sakai, and T. Yoshi\'e, Phase structure of QCD for general number of flavors, Nucl. Phys. B (Proc. Suppl.) 53 (1997) 449-455
26. Y. Iwasaki, K. Kanaya, S. Kaya, and T. Yoshi\'e, Scaling of chiral order parameter in two-flavor QCD, Phys. Rev. Lett. 78 (1997) 179-182
27. Y. Iwasaki, K. Kanaya, T. Kaneko, and T. Yoshi\'e, Scaling in SU(3) pure gauge theory with a renormalization group improved action, Phys. Rev. D 56 (1997) 151-160
28. Y. Iwasaki, Phase structure of lattice QCD for general number of flavors, Proc. 1996 International Workshop on ``Perspectives of Strong Coupling Gauge Theories'', eds. J. Nishimura and K. Yamawaki, World Sci. (1997) 135-149
29. K. Kanaya, Developments in finite temperature QCD on the lattice with dynamical quarks, Prog. Theor. Phys. Suppl. 129 (1997) 197-208
30. K. Kanaya, Order of the finite temperature QCD phase transition on the lattice, Proc. Third International Conference on Physics and Astrophysics of Quark Gluon Plasma (ICPA-QGP '97) (1998) in press
31. T. Yoshi\'e, Light hadron spectroscopy, Nucl. Phys. B (Proc. Suppl.) 63 (1998) 3-16
32. S. Aoki, Y. Iwasaki, K. Kanaya, S. Kaya, A. Ukawa, and T. Yoshi\'e, Finite-temperature chiral transitions in QCD with the Wilson quark action, Nucl. Phys. B (Proc. Suppl.) 63 (1998) 397-399
33. Y. Iwasaki, K. Kanaya, S. Kaya, S. Sakai and T. Yoshi\'e, Quantum Chromodynamics with Many Flavors, Prog. Theor. Phys. Suppl. (1998) in press
34. K. Kanaya, An Introduction to Finite Temperature Quantum Chromodynamics on the Lattice, Prog. Theor. Phys. Suppl. (1998) in press
35. T. Hotta, T. Izubuchi and J. Nishimura, A new phase structure in three-dimensional dynamical triangulation model, Nucl. Phys. B (Proc. Suppl.) 63 (1997) 757-759
36. T. Hotta, T. Izubuchi and J. Nishimura, Multicanonical Simulation of 3-D Dynamical Triangulation Model and a New Phase Structure, hep-lat/9802021 sumbitted to Nucl. Phys. B
37. T. Hotta, T. Izubuchi and J. Nishimura, Massless Majorana Fermion on the Domain Wall, Nucl. Phys. B (Proc. Suppl.) 63 (1997) 685-687
38. T. Hotta, T. Izubuchi and J. Nishimura, Single Massless Majorana Fermion in the Domain Wall Formalism, hep-lat/9712009 submitted to Mod. Phys. Lett. A
39. M. Bando, Y Taniguchi and S Tanimura, Dynamical Gauge Boson and Strong-Weak Reciprocity, Prog. Theor. Phys. 97 (1997) 665-677
40. S. Aoki and Y. Taniguchi, One loop calculation of QCD with domain-wall quarks, Nucl. Phys. B (Proc. Suppl.) 63 (1998) 290-292
41. S. Aoki and Y. Taniguchi, One loop calculation in lattice QCD with domain-wall quarks, hep-lat/9711004, (Submitted to Phys. Rev. D)
42. S. Aoki, Kei-ichi Nagai, Y. Taniguchi and A. Ukawa, Perturbative renormalization factors of bilinear quark operators for improved gluon and quark actions in lattice QCD, hep-lat/9802034, (Submitted to Phys. Rev. D)
43. Shinji Ejiri, Monopole Condensation and Quark Confinement at Finite-Temperture QCD, Nucl. Phys. A629 (1998) 89c-92c
44. Taku Izubuchi, Junichi Noaki and Akira Ukawa, Two-dimensional Lattice Gross-Neveu Model with Wilson Fermion Action at Finite Temperature and Chemical Potential, Phys. Rev. D, in press
45. Yasumichi Aoki, Four-dimensional simulation of the hot electroweak phase transition with the SU(2) gauge-Higgs model, Phys. Rev. D 56 (1997) 3860-3865
46. Akira Ukawa, The CP-PACS Parallel Computer, in Proceedings of Computing in High Energy Physics (CHEP'97) 595-600
47. Akira Ukawa, Finite-temperature lattice QCD, Proceedings of the E\"otv\"os Conference in Science on ``Strong and Electroweak Matter '97, eds. F. Csikor and Z. Fodor (World Scientific, Singapore, 1998) 242-265
48. Akira Ukawa, Progress in lattice QCD, Proceedings of the 13th International Conference on Ultra Relativisitic Nucleus-Nucleus Collisions (Quark Matter '97) (to appear in Nucl. Phys. A)
49. T. Kitao, S. Terashima and S.-K. Yang, N=2 Curves and a Coulomb Phase in N=1 SUSY Gauge Theories with Adjoint and Fundamental Matters, Phys. Lett. B399 (1997) 75-82
50. S. Terashima and S.-K. Yang, ADE Confining Phase Superpotentials, Nucl. Phys. B519 (1998) 453
51. K. Ito and S.-K. Yang, Flat Coordinates, Topological Landau-Ginzburg Models and the Seiberg-Witten Period Integrals, Phys. Lett. B415 (1997) 45-53
52. K. Ito and S.-K. Yang, A-D-E Singularity and Prepotentials in N=2 Supersymmetric Yang-Mills Theory, to appear in Int. J. Mod. Phys. A
53. S. Terashima, Supersymmetric Gauge Theories with Classical Groups via M Theory Fivebrane, to appear in Nucl. Phys. B
54. S.-K. Yang, Non-Perturbative Aspects of $N=2$ Supersymmetric Gauge Theories, to appear in Prog. Theor. Phys. Suppl.
55. S. Terashima and S.-K. Yang, Exceptional Seiberg-Witten Geometry with Massive Fundamental Matters, to appear in Phys. Lett. B
56. K. Ito and S.-K. Yang, The WDVV Equations in $N=2$ Supersymmetric Yang-Mills Theory, to appear in Phys. Lett. B
57. T. Kobayashi, Relative-Phase ntrravions and Decoherence of Quantum States in Thermal Equilibrium Proceedings of SPIE`s Annual International Symposium on Photonic Quantum Computing, Vol. 3074 (1997) 65.
58. T. Kobayashi, A Model for Quantum-Mechanical Descriptionof Thermal Equilibriums for Fermion Systems, To appear in Nuovo Cim. (1998).
59. T. Kobayashi, Physical Equivalence Based on Observations and Equivalence in Terms of Free Ultra-Filters in Quantum Mechanics of Non-Standard Space Proceedings of Symmetries in Science X, Plenum Publishing-corp.,(1998) 153.
60. T. Kobayashi, Uncertainties of Physical Observables and Decoherence of Quantum Sates To aprea in Proceedings of 5th International Wigner Symposium, (1998).
61. T. Kobayashi, Physical Equivalence on Quantum Spaces To appear in Proceedings of Quantum Probability Theory and Entropy Analysis, Kyoto University, (1998).
62. T. Kobayashi, Transrations, Rotations and Confined Fractal Property on Infinitesimal-Lattice Spaces Submitted to Jour. Phy. (1997).
2. 梁 成吉 「素粒子理論の話題: 超対称性と双対性」 数理科学 1997年 9月号 p.79-83 (サイエンス社)
2. 野秋 淳一 「有限密度格子QCDと2次元Gross-Neveuモデル」
2. 宇川 彰 「The CP-PACS Parallel Computer」 Computing in High Energy Physics ``CHEP'97'' (Berlin, Germany, April 7-11, 1997)
3. 宇川 彰 「Finite-temperature lattice QCD」 The E\"otv\"os Conference in Science ``Strong and Electroweak Matter '97'' (Eger, Hungary, May 21-25, 1997)
4. 宇川 彰 「Progress in lattice QCD」 The 13th International Conference on Ultra Relativisitic Nucleus-Nucleus Collisions ``Quark Matter '97'' (Tsukuba, Japan, December 1-5, 1997)
5. 梁 成吉 「ADE Confining Phase Superpotentials」 Johns Hopkins Workshop on Current Problems in Particle Theory, (Lanzhou, China, July 15-17, 1997)
6. 梁 成吉 「Non-Perturbative Aspects of $N=2$ Supersymmetric Gauge Theories」 1997 Yukawa international seminar on ``Non-Perturbative QCD -- Structu\ re of the QCD Vacuum -- (YKIS'97)'' (YITP, Kyoto Univ., Kyoto, Japan, Dec. 2-12,\ 1997)
7. 金谷 和至 「Finite temperature QCD on the lattice with dynamical quarks」 International Workshop on ``Physics of Relativistic Heavy Ion Collisions'' (YITP, Kyoto Univ., Kyoto, Japan, June 9-11, 1997)
8. 金谷 和至 「CP-PACS results for the quenched QCD spectrum with the Wilson quark action」 The XV International Symposium on Lattice Field Theory "Lattice 97" (Edinburgh, Scotland, July 22-26, 1997)
9. 金谷 和至 「Comparative study of improved full QCD actions」 2nd German-Japan Workshop on "The Simulation of Quantum Field Theories on Massively Parallel Computers" (Bielefeld, Germany, July 29-Aug. 2, 1997)
10. 金谷 和至 「Introduction to the lattice formulation of finite temperature QCD」 1997 Yukawa international seminar on "Non-Perturbative QCD -- Structure of the QCD Vacuum -- (YKIS'97)" (YITP, Kyoto Univ., Kyoto, Japan, Dec. 2-12, 1997)
11. 金谷 和至 「Many flavor QCD」 1997 Yukawa international seminar on "Non-Perturbative QCD -- Structure of the QCD Vacuum -- (YKIS'97)" (YITP, Kyoto Univ., Kyoto, Japan, Dec. 2-12, 1997)
12. 吉江 友照 「Light hadron spectroscopy」 The XV International Symposium on Lattice Field Theory "Lattice 97" (Edinburgh, Scotland, July 22-26, 1997)
13. 吉江 友照 「Details on CP-PACS quenched hadron spectra」 2nd German-Japan Workshop on "The Simulation of Quantum Field Theories on Massively Parallel Computers" (Bielefeld, Germany, July 29-Aug. 2, 1997)
14. 小林 庸浩 「Relative-Phase Interactions and Decoherence of Quantum statesin Thermal Equilibriums」 Symposium on Photonic Quatum Computing (Orlando, USA, Apr. 21-26, 1997)
15. 小林 庸浩 「Physical Equivalence Based on Observations and Equivalence in Terms of FreeUltra-Filters in Quantum Mechanics of Non-Standard Space」 International Symposium of Symmetries in Science X (Bresenz, Austria, July 13-18, 1997)
16. 小林 庸浩 「Uncertainties of Physical Observables and Decoherence of Quantum Sates」 (5th International Wigner Symposium, Wien, Austria, Aug.24-29, 1997)
17. 小林 庸浩 「Physical Equivalence on Quantum Spaces」 Symoposium on Quantum Probability Theory and Entropy Analysis, (Kyoto, Japan, Dec.25-26, 1997)
18. 石塚 成人 「Lattice Calculation of the $K^{+}\rightarrow\pi^{+}\pi^{0}$ decay amplitude with the Wilson quark action in quenched QCD 」 The XV International Symposium on Lattice Field Theory "Lattice 97" (Edinburgh, Scotland, July 22-26, 1997)
19. 金児 隆志 「The static quark potential in full QCD with improved actions」 The XV International Symposium on Lattice Field Theory "Lattice 97" (Edinburgh, Scotland, July 22-26, 1997)
20. 江尻 信司 「Monopole Condensation and Quark Confinement at Finite-Temperture QCD」 `QULEN 97' International Conference on QUARK LEPTON NUCLEAR PHYSICS (大阪大、RCNP、吹田、1997年5月20日─23日)
21. 江尻 信司 「QCD Thermodynamics on Anisotropic Lattices」 1997 Yukawa International Seminar (京都大、基礎物理学研、京都、1997年12月2日─12日)
22. 出渕 卓 「A new phase structure in three-dimensional dynamical triangulation model」 The XV International Symposium on Lattice Field Theory "Lattice 97" (Edinburgh, Scotland, July 22-26, 1997)
23. 谷口 裕介 「 One loop calculation of QCD with domain-wall quarks」 The XV International Symposium on Lattice Field Theory "Lattice 97" (Edinburgh, Scotland, July 22-26, 1997)
2. 吉江 友照 「CP-PACS results for the quenched QCD spectrum with the Wilson quark action」 日本物理学会 (東京都立大学、八王子, Sep. 20-23, 1997)
3. 吉江 友照 「CP-PACS における格子 QCD プログラムの高速化」 筑波大学計算物理学研究センター研究会「計算物理学における超大形 数値シュミレーションの技法」(筑波大学、つくば、1998年3月25ー27日)
4. 吉江 友照 「クエンチ格子QCDの軽いハドロン質量の連続極限」 日本物理学会第53回年会 (東邦大学・日本大学、船橋, Mar. 30-Apr. 2, 1998)
5. 石塚 成人 「Lattice calculation of K meson non-leptonic decay amplitude with Wilson fermion 」 日本物理学会分科会(東京都立大学、東京、1997年9月)
6. 石塚 成人 「Non-perturbative calculation of renormalization factor of KS fermions 」 日本物理学会年会(東邦大学、千葉、1998年3月)
7. 金児 隆志 「Static quark potential in full QCD with improved actions」 日本物理学会 (東京都立大学、八王子, Sep. 20-23, 1997)
8. 金児 隆志 「Full QCD static quark potential from high statistics simulations on CP-PACS」 日本物理学会第53回年会 (東邦大学・日本大学、船橋, Mar. 30-Apr. 2, 1998)
9. 江尻 信司 「非等方格子をもちいたグルーオンの熱力学」\e 日本物理学会秋の分科会(東京都立大、八王子、1997年9月20日─23日)
10. 江尻 信司 「非等方格子を用いたモンテカルロ・シミュレーションによる クォーク・グルーオン・プラズマの研究」 基研研究会「熱場の理論とその応用」 (京都大、基礎物理学研、京都、1998年1月12日─14日)
11. 江尻 信司 「非等方格子上のQCD熱力学」 日本物理学会年会(東邦大、日本大、船橋、1998年3月30日─4月2日)
12. 出渕 卓 「ドメインウォール上のマヨラナフェルミオン」 日本物理学会分科会 (東京都立大学、八王子、1997年9月)
13. 出渕 卓 「格子カイラルゲージ理論のオーバーラップ形式によるゲージ対称性の回復について」 日本物理学会分科会 (東邦大学、船橋、1998年3月)
14. 谷口 裕介 「One loop calculation of the domain wall fermion」 京大基研研究会「標準模型の検証と素粒子模型の新展開」 (京都大学、京都、1997年6月)
15. 谷口 裕介 「 One loop calculation of QCD with domain-wall quarks」 日本物理学会年会(東京都立大学、八王子、1997年9月)
16. 寺嶋 靖治 「ADE confining phase superpotential」 研究集会「場及び弦の量子論における非摂動的手法」(京大基礎物理学研究所、京都市、1997年7月)
17. 寺嶋 靖治 「ADE confining phase superpotential」 日本物理学会分科会(都立大学、東京都、1997年9月)
18. 寺嶋 靖治 「Geometry behind various N=2 supersymmetric gauge theories」 研究集会「弦理論及び場の理論の最近の話題」(高エネルギー加速器研究機構、つくば市、1998年3月)
19. 寺嶋 靖治 「M理論を使った古典群を持つ超対称ゲージ理論の解析」 日本物理学会年会(東邦大学、船橋市、1998年3月)
20. 野秋 淳一 「lattice Gross-Neveu model の有限密度・有限温度相構造」 日本物理学会年会(東方大学・日本大学、船橋、1998年 3月)