第2回 振動を視覚化しよう
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2.減衰振動(提出課題1のヒント) 解くべき方程式が変わるだけです。方程式はより複雑になりますが、 やるべきことはまったく一緒です。複雑でも考えるのは Mathematica ですから、今回の授業をきちんと理解できていれば楽勝です。ただし 100% 機械任せではだめで、最初だけ手動で場合分けが必要になります。 あとはそれぞれのケースについて同じことを繰り返すだけ。 一見同じ作業を繰り返すのは退屈に感じると思いますが、実際やってみ ると最初は意外と Mathematica が思い通りに動いてくれず苦労する 人もいるのではないでしょうか? まずはこの課題を通して Mathematica の操作法や組み込み関数の使い 方などを確実にマスターしてもらうのが狙いです。 うろ覚えの点が少しでもあれば、このウェブページばかりでなく Help Browser もどんどん活用してください。 Mathematica に関する膨大な情報にわかりやすい形でアクセスできます。 |
3.注意を一言 提出してもらう課題1をやる際、今回の授業で作ったファイルを参考 に開きながら交互に操作するケースがあると思いますが、ひょっとす るとそのとき変な現象が起こるかも知れません。 その原因は同じ名前の変数 を2つのファイルが取り合っているからです。 通常意識して使っている Mathematica はユーザーインターフェースに 過ぎず、計算は Mathematica Kernel という別物がひとりで受け持っ ています。知らないうちに別のファイルから同名の変数を使いたいと いう要求が出ると、Mathematica Kernel 内部ではその要求に沿って 新しい内容にセットされ、元の内容は上書きされてしまうことがあるのです。 とは言っても、それほど心配は要りません。そういう状況になったら、 その Notebook を評価しなおすだけで直ります。 ([Kernel]->[Evaluation]->[Evaluate Notebook] を実行します。) 新しい変数などは使う前に内容をクリアし、他からの影響を排除するとい うのも悪くはありません。例えば今回、最初にやった
は、
などと書き換えたほうがいいかも知れません。 ただ、堅苦しくないのが Mathematica の財産なので、あまりやりすぎないほうがいいでしょう。今回できる Notebook には、他に Clear[ ] してから使ったほうがいい変数はありません。 定数は定数のまま処理されますから、Clear[ ] する必要はありません。 あとは
くらいを知っておけばよいでしょう。 |